目肌焼けの周知活動を行うSHADE SKIN PROJECT(シェイドスキン プロジェクト)では20代から50代の一般女性500人にアンケートを行い、その中で紫外線対策をしていると回答した313人に対して、どのような紫外線対策をしているか調査しました。
アンケートによると、肌に直接受ける紫外線対策が上位に並んでいることがわかります。
サングラスは紫外線を受けることへの対策方法の中では最下位という結果でした。
1位 | 化粧品(日焼け止め) | 84.7% |
---|---|---|
2位 | 化粧品(ファンデーション) | 66.1% |
3位 | 日傘 | 55.0% |
4位 | 帽子、サンバイザー | 50.5% |
5位 | 長袖の洋服 | 39.9% |
6位 | アームガード・手袋 | 31.3% |
7位 | サングラス | 28.5% |
8位 | 紫外線対策に有効な食事 | 4.2% |
9位 | サプリメント | 3.5% |
目肌焼けで肌にリスクの生じることの認知度は、同プロジェクトの調査で60%ということが分かっています。
サングラス対策をしている人の中には、目肌焼けではなく、視力低下の懸念や眩しいから、夏服にはサングラスが似合うといった理由の人も含まれているでしょう。
アンケート結果を見る限り、目肌焼けの日焼け、シミリスクを認識している中でサングラスをかけていない女性は相当数いると考えられます。
サングラスによる対策が普及しない理由は、対策をしなくても効果が実感しにくいからでしょう。
肌の場合は炎天下の日に対策を取らずに5分ほど外出しただけでも、うっすら日焼けすることがあります。
地肌に真夏の直射日光があたるとジリジリする感覚があるので危機感を感じやすく、普段から入念な対策を取る女性が多いです。
肌の紫外線対策さえしておけば、サングラスをしなくても短時間で日焼けやダメージを受けていることは実感しないでしょう。
日肌焼けは2012年にマウスに目だけ紫外線を当て続けたら肌が日焼けした実験結果が出ました。
日肌焼けが広まれば長時間屋外で過ごす時にはサングラスで紫外線対策をする人が増えるでしょう。
ただし、20代から50代の女性の多くは長時間屋外で過ごすことは少ないです。
通勤、通学、買い物などの移動で屋外に出るくらいという方がほとんどでしょう。
太陽を直接見なければ、目がダメージを受けている感覚も伝わりませんし、外出時も夏は日陰を選んで移動するものです。
「○○分屋外で過ごしただけで、目肌焼けのリスクはこれくらいある」といった具体的なリスクを訴えることができれば、世間の反応も変わってくるかもしれません。