目肌焼けのリスクはシミができるだけじゃありません。
どのような健康被害があるのでしょうか。
紫外線のダメージは視力低下の原因になります。
アフリカ人は目が良いというイメージがありますが、本当に目の良いのは子供だけで、大人は視力の低下が著しく、40代で低視力、50代で失明する方も多いです。
アフリカ人は日差しが強烈で屋外で活動することが多いことから、紫外線の影響で視力が低下しやすいと言われています。
ほかにも白内障や黄斑変性(おうはんへんせい)症といった視界がゆがんだり失明の原因になる病気を引き起こす可能性があります。
さらに角膜炎になって目に痛みを伴うこともあります。
日焼けによってメラニンを生成するとビタミンDが生成されるメリットがあります。
ビタミンDは免疫力を高め美肌効果もある身体にとって重要な栄養素です。
一昔前は紫外線対策よりも日光浴による健康法が注目されていたこともありました。
適度な日光浴は、血中の一酸化窒素値に影響して血圧を下げたり、リラックス効果でストレス解消に繋がったりするメリットがあります。
真夏の強烈な日差しの中では日光浴は控えるべきですが、秋から春にかけては陽気の良いときに15分ほど日光浴をするのは健康上のメリットがあります。
ただし、目から紫外線を受けることに関してはメリットが一切ありません。
日光浴をする場合でも、サングラスをかけたり顔をタオルで覆って目をつぶるなど紫外線ケアはしっかり行うべきです。
目から紫外線のダメージを受けると、脳から信号が出て身体全体のメラニンが増えます。
メラニンが増えると日焼け、シミのほかに以下のリスクが発生します。
そばかすができると、それを隠すために化粧が濃くなって肌荒れを起こすリスクも高まります。
アルビノは白皮症を併用するケースも多く、目を含めて様々な健康被害が出ます。
白斑は白髪の原因にもつながり、健康はもちろん美容の観点でも目肌焼け対策は重要です。
子供は産まれた時点では視力がなくて、そこから成長とともに視力がついてきます。
6歳から7歳で目の機能は完成しますが、そこからも身体は細胞分裂を活発に繰り返して成長していきます。
子供のころはメラニンを排出させるターンオーバーは活発ですが、目にダメージを負うと大きな疾患に繋がりやすい傾向があります。
子供は大人に比べて屋外で過ごす時間の多いので目日焼けを起こしやすいです。
歩けない幼児は、顔に直射日光を当てないように配慮したり、動き回るようになったらUVカット機能のあるキッズメガネや帽子を被らせたりして、紫外線ケアをしましょう。
紫外線の強いオーストラリアでは小学生はサングラスをつけることを義務化するなど、目肌焼け対策に積極的です。