目肌焼けの対策プロジェクト「SHADE SKIN PROJECT(シェイドスキン プロジェクト)」が立ち上がったのは2017年のことで、これまで目肌焼けの起こる理由に関する情報が少なく、予防に関してはサングラスをかけるなど簡易的な物しかありませんでした。
最新の研究では、目肌焼けを予防するには「ルテイン」という成分を摂取するのが有効だと分かってきました。
ルテインは加齢とともに体内の蓄積量が減少されていき、通常の日焼けによるシミと同様に年を取るほどリスクが高まっていきます。
シミ対策の強化を考える年齢になったら、ルテインを積極的に摂取するように心がけましょう。
ルテインは600種以上知られているカロテノイド(天然色素)の1つで、人間は誰もが元々体内に持っている成分。
天然のサングラスとも呼ばれ、目の光を受ける部分に存在しています。
目を紫外線から守ってくれるので、ルテインさえ不足していなければ、日常生活で軽く紫外線を浴びた程度で皮膚にメラニンが生成するほどの悪影響が出ません。
ホウレンソウやケールなどの緑葉野菜、卵黄、動物脂肪など豊富に含まれていて、油と合わせた炒め料理などで食べると吸収効率が高いです。
青色光を吸収し、酸化防止によるアンチエイジング効果も期待できます。
年齢とともにルテインは減少していくので、食生活の見直しやサプリメントでの栄養補給を心がけましょう。
なお、ルテインはあくまでも紫外線から目を守る成分です。
身近な食材で摂取できることから、従来はそれほど注目された成分ではありませんでしたが、目肌焼けが注目されるようになってからサプリメントが多数登場しています。
目肌焼けだけが気になる方はDHCからルテインに特化したサプリメントが販売されています。
パッケージには大きく「光刺激から眼を守る」と記載されています。
目日焼けにおすすすめなサプリメント:DHCルテイン光対策30日分[機能性表示食品]
目肌焼けのほかに目の疲れが気になる人は、ブルーベリー系とルテインをミックスしたサプリメントがおすすめです。
従来は目のサプリメントといえばブルーベリーに特化したものが主流でしたが、目肌焼けの注目度が高まったことで売れ筋商品が変化してきています。
真夏の強烈な紫外線や長時間の屋外での活動はルテインだけでは守り切れないのでサングラスなどを活用しましょう。
目薬も紫外線対策を強みにした商品が増えています。
目薬からケアする場合は以下の2つの成分を配合している商品がおすすめです。
活性型ビタミンB2:角膜の組織代謝を促進してダメージ修復をうながす。
コンドロイチン:角膜に潤いを与える。
目薬は潤いによって被害線のダメージを最低限に抑えることと、眼球の受けたダメージを修復する役割があります。
眼球ダメージの修復が主な効能で、紫外線をカットする成分はありません。
サングラスや帽子などと併用して、紫外線からのダメージを受けたと実感した時は目薬を使ってケアしてあげましょう。